HACCPへの取り組み
HACCP義務化時代の到来 私たち高砂にできること
2021年6月、改正食品衛生法が適用となり、食品を取り扱う全ての事業者に対して、HACCPの導入・運用が義務付けられることになりました。
高砂では、欧米で始まっていたHACCP対策の潮流を見据え、10年前からHACCPに対応した清掃用品の企画・開発を開始。国内有数の現在でも数少ない国内生産体制を確立し、品質の向上と製品ラインナップの拡張に努めてまいりました。
日本の食の安全を、高砂の清掃用品が守る。私たちだからこそできるHACCP対策で、食に関わるたくさんのお客様をサポートしていきます。
「HACCP」とは何か
HACCPとは、Hazard(危害)・Analysis(分析)・Critical(重要)・Control(管理)・Point(点)の頭文字をとった言葉です。食品の製造現場における食中毒や異物混入などの「危害要因の把握」を行い、「重要な工程を管理」することで、「食品の安全性」を高めていく世界基準の食品衛生管理手法を指します。
HACCPを導入することで工程ごとのモニタリングや記録が容易になり、万が一、食中毒や異物混入といった食品事故が発生した際も、工程ごとに問題の有無を探せるため、迅速かつ、確実な原因究明が可能となります。
HACCPによる管理の例
出典 厚生労働省ウェブサイト「HACCPとは?」の「HACCPによる管理の例」
HACCP義務化で高砂が選ばれる理由
「使いやすくて、抜けにくい」「万が一、抜けてしまった際も見つけやすい」が魅力の高砂のブラシで、HACCP運用におけるお客様の清掃業務を強力にサポートいたします。HACCP義務化を見据え、長らくフロントランナーとして製品開発を進めてきた高砂が、様々なお客様に選ばれてきた理由がここにあります。
抜けにくさと高い耐久性
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「高砂の清掃用品は、長く使用でき、問題も起こらない」。多くのお客様から頂くお言葉です。HACCPにおいて最も大切なことは、「異物混入を起こさないこと」、つまり「毛が抜けないこと」だと考えます。
ブラシ交換の目安
毛材の選定やカット方法、台への固定方法に至るまで、徹底的にこだわった結果、「毛が抜けにくい」製品が誕生。さらに「毛が広がらない、切れない」を追求したことで、耐久性も兼ね備えています。「真に安心して使えること」、これこそが高砂ブランドの本質です。
※ブラシには交換目安時期がございます。詳しくは「ブラシ交換の目安」をご覧ください。
ゾーン別に使える豊富なカラー展開
HACCP対応で求められる製造工程(ゾーン)に合わせてお使いいただけるよう、製品には最大5色のカラーを展開。直感的に識別できるため、現場での運用がとても簡単です。
また、デッキブラシや水切りといった一部の製品では、アルミ柄の持ち手部分に取り付けられるグリップなどを変更することで、最大25パターンのカラーバリエーションを実現しています。
三角形状の繊維で汚れ落ち◎
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「毛の断面が三角形状」になった特殊繊維を開発し、ブラシの毛材に採用。洗浄時の汚れ落ちを格段に高めました。また、万が一、毛材が混入した場合も、他のブラシとの見分けが容易で、追跡調査がしやすいというメリットがあります。
世界唯一の4色展開「金検対応ブラシ」
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金属検出器に反応する特殊な毛材を用いた「金属検出器対応ブラシ」をラインナップ。かつ4色を揃えているのは、全世界を見渡しても高砂だけ、といっても過言ではありません。品質面においては、毛材に含まれる金属の含有率を限界まで高めるなど、日々精度を追求しています。
保管が容易・乾きやすく、菌が発生しにくい
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製品ごとに「フック穴」の位置や向きを研究し、「保管のしやすさ」についても工夫を凝らしています。さらに毛材には吸水率が極めて低く、速乾性に優れたPBTという素材を採用。使用後にしっかりと洗浄し、乾かすことで、菌類の繁殖を防ぎます。
HACCP対応製品導入サポート (無料)
HACCP運用に精通した高砂の専門チームが、現地調査やヒアリングを行い、お客様の現場に適した清掃用品選びをサポートいたします。
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ステップ1
ご相談
- まずはお電話、オンライン専用フォームからご連絡ください。
- 専門の担当者が現地調査の日程等を調整させて頂きます。
※首都圏に限ります。それ以外の地域につきましてはご相談ください。
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ステップ2
現場調査・ヒアリング
- 数十項目の詳細なチェックリストに基づき、現場の状況を調査いたします。
- 現場調査は30分~1時間程度です。
主なヒアリング、及び確認項目
- 作業フロー
- 清掃状況・方法
- 床や製造機械の形状
- 隙間、細部、配管のチェック
- 清掃用具の使い勝手
※事前に機密保持契約の締結も可能です。ぜひご相談ください。
※秘密厳守で対応しております。安心してご利用ください。
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ステップ3
分析・ご提案
- 現地調査をもとに課題を抽出し、分析します。
- HACCP運用に適した清掃用品をご提案します。
- 清掃用品の管理方法についても丁寧にアドバイスいたします。
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ステップ4
改善提案・アフターサポート
- 交換時期を見越した製品のご提案を行います。
- 使い勝手について定期的にヒアリングを行い、より良い製品づくりに生かします。
- ご使用中の悩みやご不満は、お気兼ねなく担当者までお知らせください。
※高砂製品の管理に関する資料は、下記からダウンロードいただけます。日頃のブラシ管理にぜひお役立てください。
HACCP製品のご提案事例
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お客様の課題
本格的なHACCP運用を始めるにあたり、清掃用具について何か良いアドバイスが欲しい。
[都内食品メーカー] -
ご提案
汚染区と清潔区のゾーニング別に清掃用具のカラーを変えることをご提案。食材と見分けやすい、目立つ青と黄色のブラシを導入することで、管理がとても簡単になったと評価を頂きました。
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お客様の課題
昔ながらのタワシを機械洗浄に使っている。毛が抜け落ちやすい点は以前から問題視していたが、HACCP運用に合わせて変えるべきか検討している。
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ご提案
タワシの形状が手に馴染みやすくて使いやすい、という現場の声を優先し、高砂の耐久性の高いHACCP対応のカラータワシをご提案。特殊形状により水切れもよく、菌の発生も抑制する点も評価されています。
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お客様の課題
機械と床の間に極小の隙間がある。また特殊形状の機械(管)も複数あり、現在使用している清掃用具では洗浄漏れが生じる可能性がある。メーカーに相談したがカスタム対応は難しいといわれ困っている。
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ご提案
現地調査により、高砂の既存製品で対応できないか検討したところ、数ヵ所については「機械下ほうき」などがピッタリ適合しました。ただし適合しない箇所が一つあり、既存製品の「歯ブラシ型ブラシ」をベースにカスタムで開発を行うことで解決しました。
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お客様の課題
女性が多い職場。現在のホウキは重く大きいため、使いづらいと不満の声が上がっている。実際に掃除のし残し箇所もたびたび見受けられる。
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ご提案
高砂オリジナルの軽量コンパクトな「片手ホウキ」をご提案。使い勝手はかなり改善したとの声が寄せられました。また、掃き取り力も強く、コンパクトなため保管もしやすいと、評価されています。